アフターピルの効き目

女性にとっては、望まない妊娠ということになれば大変なことです。

というのも、十分に注意していたつもりでも、ちょっとした失敗で妊娠してしまう、という危険は常に付きまとっているものだからです。

以前ならば、望まない妊娠をしてしまった場合には、やむを得ず、妊娠中絶という手段を取るしかなかったわけなのですが、これはどうしても母体を傷めてしまうことになってしまうのです。

そこで、望まない妊娠をしないように開発されたものが、アフターピルと呼ばれているものなのです。

これは「アフター」というその名の通り、避妊に失敗したかも?と思ったときからでも避妊ができるようにするために開発された薬剤なのですが、100%完全とは言えないまでも、正しく服用することによって、かなり高い避妊効果を見込めるようになっているのです。

日本で用いられているアフターピルは、プラノバール錠を用いるヤッペ法とノルレボ錠という二種類ですが、元々は緊急避妊用のものではなく、中用量ピルの転用であるプラノバール錠(ヤッペ法)は、現在ではほとんど用いられておらず、そのヤッペ法の欠点を改良して、緊急避妊用の薬剤として厚労省が許可しているのが、ノルレボ錠です。

このノルレボ錠は、プラノバール錠よりも副作用は少なく、吐き気もほとんどないというもので、緊急避妊のための手段であるために、性行為の後、72時間以内に2錠服用すればいいというようになっています。

アフターピルは、強制的に生理を起こさせることで妊娠を防ぐ、といった作用のものなので、女性ホルモンの量が低用量ピルよりも三倍から四倍強いために、どうしてもその分だけ副作用が出やすいことは否めませんが、ノルレボ錠ではそれもかなり緩和されています。

アフターピルの服用で、避妊に成功したかどうかの見極めとなるのは、服用後に3日から3週間くらいの間に、生理程度の出血があるかどうかです。

これを服用することで、子宮内膜を剥がしてしまって着床をさせないようにしてしまうために、消退出血というものが起こるのですが、これがあれば避妊成功ということになるのです。

ただし、この出血が少量で気づかないという場合もあるので、そうした場合には、市販されている妊娠検査薬を用いて確認することが必要となります。

このように、アフターピルは妊娠してしまった後に服用することで、完全な避妊効果を得られるというわけではないのですが、避妊に失敗してしまったと気づいた場合にも、確実に妊娠の可能性を低くすることはできるのです。