アフターピル服用による消退出血と生理について

新しい生命はとても尊くすばらしいものです。しかし、年間20万件もの中絶が行われているのが現状です。妊娠を望まない場合は、妊娠しないようにきちんと避妊をすることが大切ですが、避妊をしなかった場合や避妊に失敗した場合に妊娠を防止する方法があります。それがアフターピルとよばれる緊急避妊薬です。性交渉後決められた時間内にアフターピルを服用すると、数日から数週間以内に出血がおこります。生理はホルモンの働きにより子宮内膜が剥がれることによりおこる出血ですが、アフターピルによりホルモンを調節し人工的に内膜を剥がし妊娠を防ぎます。これを生理とは区別し消退出血と呼びます。アフターピルを服用してから消退出血が起こるまでの期間は、個人差があり生理周期や排卵日によりかわってきます。消退出血が起これば緊急避妊に成功したということですが、服用時期によってはなかなか出血が起こらないこともあります。しかし、この場合緊急避妊に失敗した可能性もあるので、服用後3週間が過ぎても出血が起こらない場合は妊娠の有無を調べて見た方がよいでしょう。また、アフターピルの服用が排卵日付近だった場合は、排卵出血と消退出血の区別がつきにくいことがあります。その他にも着床出血や婦人科系の病気による出血の場合もあるので、少しでも気になることがあれば受診することをお勧めします。また、この緊急避妊は一回のみの効果です。避妊が継続するものではありません。緊急避妊後は排卵が不安定になりやすいこともありますが、ほとんどの人は数ヶ月以内に元通りの周期に戻るようです。消退出血を確認し生理が元通りになるまでは、性交渉を控えるかきちんと避妊をすることが大切です。